絶縁状の作成や効力とは？作成なら行政書士事務所フリースタイルへ

絶縁状とは名称のまま、相手に対して「絶縁する」という強い意志を示す為の書面です。

親子や友人関係など様々な関係性で絶縁という言葉が使われますが、絶縁状とは具体的にどういったものでどういった効力があるのかをご説明いたします。

「絶縁」とは法的な意味をもつ言葉ではなく、あくまで個人間の関係や状況を表す言葉として使われるものです。

その為、絶縁状態になったからといって法的な立場が変わることもなく、絶縁状にも法的な意味や効力はありません。

夫婦関係であれば絶縁というよりも離婚をすることで他人になりますが、親子関係であれば除籍として戸籍から抜けることはできても親子関係そのものが消える訳ではありません。

その為、絶縁状を出すことで法律的に何かが変わることはないというのはポイントとして知っておかなければいけません。

上記のように、法的に効力をもたない絶縁状ですが、全く意味がないとも言いきれません。

というのも、絶縁状を出すことによって

• 相手に対しての本気の意思表示
• 第三者への決意表明

を示すことはできるからです。

上記の通り、絶縁状は法的な効力をもつ書面ではないので書面の形式も特に決まりはありません。

何らかの理由で第三者に示す必要がある場合には

• 誰が
• 誰に対して
• いつ
• 絶縁の意思表示

などの内容をまとめて記載すると良いでしょう。

それでは絶縁状を送ることによる効果、メリットやデメリットとしてはどういったものがあるかという点を解説します。

メリットとしては先述した通り、相手方や第三者に対して明確な意志表示を行えますし、ご自身の中でその人との関係性に一区切りをつけるという気持ちの面もメリットと言えます。

デメリットとしては、良くも悪くも【本気で拒否する意思】を相手方に提示することになるので、簡単になかったことにはできません。

その時には本気で絶縁を望んでいても数年後、数十年後も同じ感覚かは分かりませんが、絶縁状を送られたという相手の記憶は変わらないのでそういったところも考慮する必要があります。

法的な書面という訳ではなく、決まった形式やルールもないのが絶縁状ですので、行政書士に書面作成を依頼しなくても作成するのは難しくありませんが、内容証明郵便で送りたい場合には内容証明の規則に沿ったかたちで書面を作る必要がある為、そういった部分も含めれば行政書士に依頼する価値はあります。

また、行政書士の署名入りの書面であればさらに意思の強さを示すことができる為、行政書士に依頼することで絶縁状の与えるインパクトをさらに大きくさせることができます。

絶縁状を送る程の相手になる訳ですから、その相手方に現在の自分の住所を知られたくないと考える方も多いと思います。

通常、内容証明郵便で発送する場合は【差出人】の部分に自分の｢住所｣と｢氏名｣を記載しなければいけませんが、行政書士事務所からの発送であれば差出人の住所の代わりに行政書士事務所の所在地を記載することができるので相手に現在の住所を知られることなく絶縁状を送ることができます。

絶縁状を送る場面としては家族や親族、知人や組織などとはっきり縁を切ると意思表示したいケースが多いです。

絶縁状の事例紹介
依頼人は20代の男性で、絶縁状を送る相手は男性の母親でした。 なぜ実の母親に絶縁状を送ることになったかというと、依頼人は昔から母親の子離れしていない執着に悩まされていたとのことです。 ただ、無下にする訳にもいかず我慢してきたらしいのですが、男性が結婚したことを機にそうは言ってられなくなってしまいました。 男性が奥さんと生活している家に頻繁に訪れ、奥さんに対して敵意をむき出しにすることはありませんが、小言を言われ続けて奥さんの方が疲弊してしまい、男性の口から｢家に来るのを控えてほしい｣と伝えたものの状況は変わらず、本気度を伝えることで少しでも母親に自覚してほしいと思いご依頼いただきました。

絶縁状を作成して内容証明郵便として発送する場合の流れや料金とは以下となります。

項目	料金
ご相談・お見積もり	無料
草案の修正	無料

お問い合わせから絶縁状の発送までの流れは以下となります。